使い終わった後、充電すると再び使用できる二次電池。その代表的なものの一つがリチウムイオン二次電池だ。大容量の電力を蓄えることができ、携帯電話やパソコン、EV(電気自動車)をはじめとする車載用途まで、幅広く使用されている。
「リチウムイオン二次電池が商業生産されるようになって約20数年の歴史がありますが、当社の電池関連ビジネスは黎明期から歴史があります」。そう話すのは、電池・電子部品グループの電池チームでチーム長を務めるD.Kさん。「本チームは大阪を拠点とし、電池ビジネスを追いかける組織。当社が非鉄の専門商社から始まった背景もあり、アルミや銅などの金属製品に強みを持ちますが、その他リチウムイオン二次電池に特化した専用部材や製造設備などOne-Stop-Shopを提供できる体制で拡販しています。僕はプレイングマネジャーという立場で担当業務を持ちながらチーム全般の業務運営を担います」とチームの役割と自らの立ち位置を説明する。
この電池チームを含めたグループ全体を取りまとめるのがN.Sさんだ。「グループ全体のビジョンや戦略、そして重点的に取り組むプロジェクトの中核を担っています。今回、私はD.KさんとともにEV(電気自動車)に使用されるリチウムイオン電池のスタートアップ企業へ出資し、欧州市場へ参入するというプロジェクトに取り組みました」。